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喪服奴隷・七菜
第12章 剃毛の契り
「隠すな、両手は左右の腰の横に揃えるんだ」どこまでイジワルなのだろう。
『お義兄さんっ』
「二人だけの時はご主人様、と呼べと言ったはずだ」
『ご、ご主人様』早く家に上げてほしいと、訴えるように目を潤ませる七菜だが
省吾は手渡された衣類をもって玄関に戻り、代わりに大型犬用の首輪を手にしてきた。
「直立不動で、顎をちょっと上げろ」七菜の首に犬の首輪が装着される。
『苦しいっ』ベルトをきつめに留めると、リングにリードをつける。
「これでよし、家に入っていいぞ。ただしここからは四つん這いだ」
まだ省吾の家に着いて5分と経っていないのに
七菜の目からは大粒の涙が溢れてくる。
省吾にリードを引かれながら、両手を前についてお尻を高く掲げながら
アプローチから玄関をまたぐ。

上り框でヒールを脱ぐと、四つん這いのまま縁側を歩かされる。
襖とガラス戸の合間の縁側は、真っ青な秋空からの陽射しが眩しいくらいだ。
「まずはこの廊下の雑巾がけと、それぞれの部屋に掃除機をかけてもらう。
次はこっちだ」
20畳はあろうかというお勝手は、きれいに片付いている。
「ほとんど自炊はしないからな。もし使うんなら、きれいに戻しておけ」
続いてリードで引っぱられながら向かったのはお風呂場。
更衣室が4畳半、浴場が8畳ほどある。
湯殿は総ヒノキ造りで、ゆったり6人は入れるだろう。
「ヒノキは緑苔がつきやすい。特に念入りに洗ってくれ」
そして応接室を抜けて、省吾の書斎兼用の部屋に向かう。

「ここが俺の部屋だ。ここだけは自分で掃除をしているから
七菜にやってもらうことはないが、いちおう見てもらおうかと思って・・・
まぁ普段はこんな生活をしている」
16畳ほどの洋間、窓際には大きなベッドが据え付けられており
目覚ましがなくても、朝陽とともに起きる省吾の生活ぶりがわかる。
書棚にはありとあらゆるジャンルの本が並べられ
およそ1,000冊はあろうかという大きな書庫だ。
マホガニー調の重厚な机の上にはPCが2台置いてあり
家に帰ってくれば、そこでの時間が一番長いという。
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