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喪服奴隷・七菜
第12章 剃毛の契り

「工藤さ~ん、回覧板をお持ちしましたよー」どうやら隣家のおばさんらしい。
「あら、スーパーの店長さん、今日はお義兄さん家のお手伝いですか?」
どうやら先方は、私のことを知っているようだ。
その眼が、頭のてっぺんからつま先まで上下にクルクル動く。
七菜は恥ずかしさでカァーっと熱くなる。
『え、えぇ。義兄は独り身なものですからたまにこうやって』
「はい、回覧板」今度は胸元に視線が集中している。ノーブラがばれた?
「ホント、季節は秋だというのに今日も暑くて嫌になっちゃいますよね」
といいながら、暗に薄着のことを皮肉られているようにも聞こえる。
「最近の若い人は大胆よね」とつぶやきながら、ようやく去って行った。
七菜は思わずその場にへたり込む。
お風呂掃除を終え、浴槽に湯を張ると、ようやく掃除から解放された。
時刻はお昼になろうとしている。
『ご主人様、お昼ごはんはどうなさいますか?』書斎の省吾に声をかける。
「あーーもうそんな時間か。店屋物でもとろうか?」
『そんなもったいない。それでしたら私が何かお作りしますわ』
「といっても、冷蔵庫の中は空っぽだぞ。せいぜいビールぐらいしかない」
男の一人暮らしというのはそんなものなのだろう。
『でしたらスーパーはすぐそこですもの、私が何か買ってきます。
ついでに晩ご飯の材料も買ってきます。ですからその、服を返してください』
「ふん、さすがに自分の店に行くのにその恰好じゃ恥ずかしいか?」
『あたりまえです』
「お前の服は、帰るときまで渡さないのが俺の作ったルールだ。
だが、さすがに変な噂を立てられても面白くない。ちょっと待ってろ」
というと、押入れをガサゴソと探して、ブラウスとスカートを取り出した。
『なんでご主人様がこんな服を持っているんですか?』
「いちいちうるさいやつだ、いいから着てみろ」
「あら、スーパーの店長さん、今日はお義兄さん家のお手伝いですか?」
どうやら先方は、私のことを知っているようだ。
その眼が、頭のてっぺんからつま先まで上下にクルクル動く。
七菜は恥ずかしさでカァーっと熱くなる。
『え、えぇ。義兄は独り身なものですからたまにこうやって』
「はい、回覧板」今度は胸元に視線が集中している。ノーブラがばれた?
「ホント、季節は秋だというのに今日も暑くて嫌になっちゃいますよね」
といいながら、暗に薄着のことを皮肉られているようにも聞こえる。
「最近の若い人は大胆よね」とつぶやきながら、ようやく去って行った。
七菜は思わずその場にへたり込む。
お風呂掃除を終え、浴槽に湯を張ると、ようやく掃除から解放された。
時刻はお昼になろうとしている。
『ご主人様、お昼ごはんはどうなさいますか?』書斎の省吾に声をかける。
「あーーもうそんな時間か。店屋物でもとろうか?」
『そんなもったいない。それでしたら私が何かお作りしますわ』
「といっても、冷蔵庫の中は空っぽだぞ。せいぜいビールぐらいしかない」
男の一人暮らしというのはそんなものなのだろう。
『でしたらスーパーはすぐそこですもの、私が何か買ってきます。
ついでに晩ご飯の材料も買ってきます。ですからその、服を返してください』
「ふん、さすがに自分の店に行くのにその恰好じゃ恥ずかしいか?」
『あたりまえです』
「お前の服は、帰るときまで渡さないのが俺の作ったルールだ。
だが、さすがに変な噂を立てられても面白くない。ちょっと待ってろ」
というと、押入れをガサゴソと探して、ブラウスとスカートを取り出した。
『なんでご主人様がこんな服を持っているんですか?』
「いちいちうるさいやつだ、いいから着てみろ」

