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喪服奴隷・七菜
第15章 身代わり受難
『社長!! これはいったい、どういうことですか?!』
机に詰め寄る香織。省吾は顔をしかめて写真を見ている。
スッと立ち上がると、香織に応接セットに座るように促す。
肘かけに手を置いてしばらく考え込んでいた省吾が口を開く。
「香織君、落ち着いて聞いてくれないか。
七菜からはこの件について
絶対に香織君には話さないでくれと口止めされているんだが
まぁ、バレてしまったんでは仕方がない。こんな写真を挟んでおいた私が軽率だった。
正直に言うから、このことは七菜には絶対に秘密にできるかな?」
『もちろんでとも、こんなこと姉には話せません』

「では打ち明けよう。君がいる代理店契約の事業部
実はかなり暗礁に乗り上げていてね。
利益率も高いから、うちよりも規模のデカい会社が
いくつも名乗りを上げていたんだよ。
七菜が店長を務めているスーパーだって、中嶋水産は大事な取引先だ。
仕入れ値ひとつで月に数百万の利益の差が出る。
私が中嶋水産の社長の接待があると言ったら
どうしてもついて行くと言ってきかなくてね。
どうやら値引きの直談判をしたかったらしい。お酌係でいいから連れていけと。
まぁ酔っていたこともあったんだろう。売り言葉に買い言葉、といえばいいのかな。
ずっと渋い顔をしてた社長の中嶋が、こう言いだしたんだよ。
『今宵、一晩だけ貴女の身体を自由にさせてもらえるなら
代理店契約も御社と結ぶし、スーパーの仕入れ値も便宜を図ってやろう』と。

もちろん最初は軽い冗談のつもりだったんだろうけど、七菜が真に受けてね。
私にちょっと席を外すように言うんだよ。
この写真は、あまりに長い時間放置されていたもんだから
イタズラに襖の隙間からカメラだけ突きだして、1枚だけ写したものなんだ。
2時間ほどたったら、七菜から携帯に電話がかかってきて、
もう用件は済んだから、席に戻るように言われて・・・
どうしてこんなことになってしまったのか、詳しいことはまったくわからないんだよ」
省吾は沈痛な面持ちで、香織に伝える。
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