この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
喪服奴隷・七菜
第15章 身代わり受難
省吾は一度応接室を出て、周りに誰もいないのを確認してから応接に戻る。
スマホを取り出すと、中嶋に電話を掛ける。
「もしもし、工藤です。今度の接待の件
目論み通り香織が同席することになりました」
「なに?七菜さんの妹さんかね。本当に来てくれるのか?」
「はい、ただ前回と違って因果を含めたわけではありませんので
社長の演技力と申しましょうか、シナリオ通りに動いていただく必要はありますが
その点も含めて楽しんでいただけるように趣向を凝らしてあります」
「そうかぁ~工藤さんの仕切りだから間違いはないと確信してますぞ。
親子丼ならぬ姉妹丼ですかな。あはは、早くも金曜日が待ち遠しい気分ですぞ。
小道具はすべてそちらで用意していただけるんでしたな?」
「ええ、着の身着のままお越しください。社長には多少悪役になっていただきますが
それ以上のお楽しみをご用意させていただきます」
「わかった、では週末を楽しみにしておるよ」
「はい、では失礼いたします」

電話を切ると、省吾は苛立ちを隠せぬように机を叩く。
「くっそぉー、俺に力があればあんなクソ親父にくれてやる必要もないんだが
・・・いつか絶対にあの社長を超えるBIGになってやる。
そのためだったら、俺はなんでもやってやるんだ」
省吾の目に邪悪な炎が燃えたぎる。

金曜日、時間は終業時刻の17:30になろうとしている。
昔は花金といわれて、誰もが早く時間が過ぎないかやきもきしたものだが
香織にとっては「決戦は金曜日」ドリカムのフレーズが頭をよぎる。
「香織君、準備ができたらそろそろ出ようか」工藤から声がかかる。
『はい、準備はできております』
黒のリクルートスーツとスカート、白のブラウス、
肩にかかる黒髪は、後ろで束ねて留めてある。
167㎝、59㎏。バストも96㎝と豊満だ。姉に比べると全体に一回り大きい。
活発で物怖じしない性格、スポーツも万能で大学時代はバスケ部に所属していた。
洋風な顔立ちで、目鼻がパッチリして日本人形のような七菜とは対照的だ。
ショルダーバッグを肩にかけて、省吾のあとについて行く。
ベンツの助手席に座り込み、いささか緊張した表情を見せる。
ベンツが走りだし、中嶋が定宿にしているホテルに向かう。
/177ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ