この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
喪服奴隷・七菜
第16章 淫らな研修
隆の1周忌が迫ってきた。本来なら香織の同席は既定の事実だ。
省吾は中嶋水産の社長にに電話を掛ける。
最初はなにごとか頼みこんでいた様子だが
途中から余裕の表情に変わり、下品た笑いを飛ばすようになる。
電話を掛け終えると、隣のシマの香織に声をかけた。
香織はあの日以来、何となく元気がない。
もちろん仕事はきっちりこなしているので、省吾はそれほど心配していないのだが
逆に七菜からヘンな勘繰りを入れられて、閉口していた。
『会社での飲み会で遅くに帰ってきてから様子がおかしいの。
香織に手を出したら、私はなにがあっても絶対に許しませんから』と。
香織は接待の日のことを、会社の飲み会と偽ったのだろう。
もちろん現時点では社長と部下、それ以外の何物でもない。
香織もあの日のことは、七菜には告げていないようだった。
七菜がしきりに香織のことを詮索してくるので、省吾も火消しに懸命だ。

香織が机の前に来た。やはりどこか陰を感じさせる。
「いま、中嶋水産の社長と電話で話をしたんだが
今度全国の代理店を集めて、講習会を開くというんだ。
当社としては、是が非でも香織君に行ってもらいたいと考えているんだが、どうかね」
『それは社命でしょうか?』そっけない返事が返ってくる。
「もちろん無理にとは言わない。だが中嶋社長直々に君を指名してきたんだ。
これほど名誉なことはないと思うよ。おぼえがめでたいってやつだな。
中嶋社長から、ぜひ君に来てほしいというんだ。どうだろう?」
香織の頭の中に、撮られた写真が浮かんでくる。拒否したらどうなるんだろう?
どう考えても最悪の結果しか浮かんでこない。
省吾にまで心配を掛けさせたくない、もちろん姉のことも気にかかる。
せめて人前では明るく振舞わなければ、怪しまれてしまう。
『わかりました。喜んでいかせていただきます』
/177ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ