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喪服奴隷・七菜
第16章 淫らな研修
中嶋は素知らぬ顔で、事の成り行きを見守っていたが
締めの段に入ったとみるや、スイッチを最強に持っていく。
『い・じょ・う・で・わ・た・し・か・ら・の・・・はぁぅぅ』
最後までいい終わらないうちに、その場にうずくまってしまった。
会場が騒然となる。担当の研修社員が駆け寄る。
中嶋は社員を制すると、ホテルマンを二人呼び寄せる。
「君たちはこのまま研修を続けてくれたまえ。
こちらのお嬢さんは、大事なお得意様からお預かりしているわけだから
私が責任を持って介抱に努める。そこの二人は肩を貸してくれないか」

ホテルマン二人の肩を借りて、中嶋とともに香織が研修会場を出ていく。
『香織さん、君の部屋は何号室だったかね?』
この研修会の間、参加者はこのホテルの部屋を割り当てられていた。
当然中嶋は何度も夜中に襲っているので、承知しているのだが
ホテルマンの手前、部屋番号は知らないそぶりをする。
香織の股間のローターはまだ動きっぱなしで、声が出せない。
中嶋は香織のスーツのポケットをまさぐり、部屋の鍵を取り出すと
部屋番号14026を示して、部屋に連れて行くように指示を出す。

他の参加者はシングルルームが割り当てられていたが
香織の部屋だけは、キングサイズのダブルベッドが用意されている。
ホテルマンはそのベッドに香織を寝かしつけると
「お医者さんをお呼びしましょうか。フロントに薬の用意もございますが」
と、中嶋の対応を待つ。
しかし中嶋は
「いやいやそれには及ばない。慣れない発表会で緊張しただけだろう。
しばらく休めば治ると思うから、何かあったらこっちから連絡する。
君たちはもう仕事に戻ってくれて構わない」と、部屋を追い出す。
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