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喪服奴隷・七菜
第6章 初の接待
七菜は首を横に振るが、それだけで酔いが回ってきそうになる。
そうなると、股間に締め付けられた縄が邪魔になる。
省吾は手早く、股間の縄だけ解くと背中にまとめてしまう。
中のローターも取り出すと、もうこれで、遮るものは何もない。

中嶋が覗き込んで息をふっと吹きかけると、ちじれ毛がそよぐ。
息が敏感な部分にかかるだけで
身体の奥底から微かな灯がともっていくように感じられる。
「ふむ、まだ子供を産んでないだけあってきれいな色をしておる」
中心部を守る襞の外側を指でなぞりながら
「ビラビラも小ぶりで経験は浅いとみた」
七菜は目を瞑って、指で中心部を犯される覚悟を決めたが
中嶋の指は上のほうに伸びていく。
ゆっくりと乳房の周りで弧を描きながら
「乳房の上をなぞるのと、乳房の下をなぞるのでは感じ方が違うじゃろ。
上は表層の神経に働きかけ、下は身体の内側から快感を呼び覚ます。
ほれ乳首が頭をもたげてきたぞ。まだ触ってもおらんのに敏感じゃな」
中嶋は言葉でも責めながら、七菜を恍惚の世界へと引きずり込む。

焦れったいまでの責めに、七菜は自分の身体が徐々に宙に浮いていくように感じる。
中嶋の指がとうとう乳輪まで迫ってきた。
あと少し・・・あと少しで気持ちよくなれる。
いつの間にか七菜は、中嶋の指が中心部を摘み上げるのを期待していた。
もどかしいような、くすぐったいような中嶋の指使いに、七菜は翻弄されている。
大海に浮かぶ小舟のように、七菜の身体が揺らりゆらりと振られていく。

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