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喪服奴隷・七菜
第2章 凌辱の葬儀

そもそも七菜は、なぜ義理の兄にこのような仕打ちを受けなければならなかったのか。
それは1年前にさかのぼる。
亡くなった隆が店長を務めるスーパーは
ほかにこれといった店のなかった田舎町で、そこそこの売り上げを保っていた。
しかし3年前にこの地に高速道路が開通し、町の外れにインターチェンジができた。
そこに大手資本のチェーン店が多数出店してきたのだ。
スーパー系のチェーン店も競うように2店進出すると、客足は流れ
地元スーパーの売り上げはどんどん落ちてきた。
何とか失地回復を図ろうと、全国を回って新しい食材を求めたり
惣菜で独自色を出すなど
ここ数ヶ月で売り上げが回復してきた矢先の事故だった。
隆は全国各地を車で回って、新しい食材を求めていた。
この日も隣県の食材会社を訪問して、帰途につく途中
かなりのスピードで電柱に激突したのだという。
道は見通しのよい直線道路で、夜間であったために交通量も少なかったが
1kmほど手前から蛇行運転の形跡や、ガードレールに接触した痕も見られ
警察では当初、飲酒運転の疑いもあるとみていたようだ。
しかし隆はもともと酒は一切たしなまず
体内からもアルコールは検出されなかった。
そのことから、居眠り運転による自損事故として処理された。
それは1年前にさかのぼる。
亡くなった隆が店長を務めるスーパーは
ほかにこれといった店のなかった田舎町で、そこそこの売り上げを保っていた。
しかし3年前にこの地に高速道路が開通し、町の外れにインターチェンジができた。
そこに大手資本のチェーン店が多数出店してきたのだ。
スーパー系のチェーン店も競うように2店進出すると、客足は流れ
地元スーパーの売り上げはどんどん落ちてきた。
何とか失地回復を図ろうと、全国を回って新しい食材を求めたり
惣菜で独自色を出すなど
ここ数ヶ月で売り上げが回復してきた矢先の事故だった。
隆は全国各地を車で回って、新しい食材を求めていた。
この日も隣県の食材会社を訪問して、帰途につく途中
かなりのスピードで電柱に激突したのだという。
道は見通しのよい直線道路で、夜間であったために交通量も少なかったが
1kmほど手前から蛇行運転の形跡や、ガードレールに接触した痕も見られ
警察では当初、飲酒運転の疑いもあるとみていたようだ。
しかし隆はもともと酒は一切たしなまず
体内からもアルコールは検出されなかった。
そのことから、居眠り運転による自損事故として処理された。

