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私を抱いて…離さないで
第2章 人と金と…
「どう?」
隣に座る先輩がカウンターに頬杖をつき、私の顔を覗き込む。
その笑顔は爽やかながら、何処か得意気で。……困る。
こんな、無邪気で子供っぽい表情の先輩……初めて見たかも……
「美味しいでしょ」
「………はい」
とうしよう……
……よく解らない。
何か、胸の奥に溜め込んでいたものが、一気に込み上げてきて……涙が出そうになるのを必死で堪える。
「遠慮しないで、沢山食べなよ」
私の反応を確認した先輩が、次の串に手を伸ばし、店内に貼られたメニュー表を見上げた。
……どうして。
誰か傍にいて欲しい時に、現れるの?
どうして。
そんなに私に、構ったり……するの……?
隣に座る先輩がカウンターに頬杖をつき、私の顔を覗き込む。
その笑顔は爽やかながら、何処か得意気で。……困る。
こんな、無邪気で子供っぽい表情の先輩……初めて見たかも……
「美味しいでしょ」
「………はい」
とうしよう……
……よく解らない。
何か、胸の奥に溜め込んでいたものが、一気に込み上げてきて……涙が出そうになるのを必死で堪える。
「遠慮しないで、沢山食べなよ」
私の反応を確認した先輩が、次の串に手を伸ばし、店内に貼られたメニュー表を見上げた。
……どうして。
誰か傍にいて欲しい時に、現れるの?
どうして。
そんなに私に、構ったり……するの……?