この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
私を抱いて…離さないで
第2章 人と金と…
ああいうのは、大山さんみたいな人が向いているんだろうな。
施設出身で、地味でカースト下位の無口な女となんて、お金を払ってまで話をしたいなんて思わないだろうし。

突然襲ってくる不安。
感じる格差。
目立たないように生きてきたせいで、目立たない生き方しかできない。
だから多分、これから先も私には無縁な世界──

パン売り場に移り、腰を落として下段の商品を一点一点確認する。期限が近い商品に割引シールを貼っていると、背後から覆い被さるようにして気配が迫り、顔の横からスッと手が現れた。

「……!」

驚いて振り返れば、すぐそこにはサラリーマンのおじさんが。
カサッ……
その商品を奪うように取りながら屈んだ膝を膝を伸ばし、チラッと私の顔を見ると、特に気にも止めず立ち去っていく。

「……」
/252ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ