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私を抱いて…離さないで
第3章 パパ
じゅるっ、じゅるっ、
下肢から聞こえる、卑猥な水音。
割り開かれ、剥き出された小さな粒を何度も舌先で弾かれ、嬲られる。
そこから少し下がった所にある、濡れそぼつ割れ目。そこに指先が、垂直に立てられる。
にちゃ……
粘着性のある、卑猥な水音。
「……」
「声、我慢しないで」
舌先を離し、片手を付いて上ってきた菱沼が、私の耳元に唇を寄せる。甘く、柔らかな吐息。それが耳の穴にまで吹き込まれれば、ゾクゾクッと身体が粟立つ。
「……僕に、聞かせて」
つぷ……
立てた指が、柔らかな恥肉を割り開きながら、ゆっくりと侵入する。
「……」
何で、そんな事言うんだろう。
確かにここは、余り人が寄り付かない場所だし、ドアにはしっかりと鍵が掛かっている。遮光カーテンで締め切られていて、外部から覗かれる心配はない。
……でも、絶対じゃない。
「果穂の中、熱くてとろとろしてるね。感じてくれるようで、嬉しいよ」
「……」
「ほら。指に吸い付いてくるの、解るかな?」
快感のスポットを探り当てる指先。鈎状に曲げられ、厭らしくそこを執拗に攻める。その度に、息が止まる。普段触れられる事の無い内臓を支配され、私の対応ひとつで傷つけられそうな気がして……