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私を抱いて…離さないで
第1章 初恋の人

「それに、ドリンクとかここで買うの、なんかケチ臭い」
「……わかった。わかったから……」
痩せ型薄毛のおじさんが、あたふたとし出す。既婚サラリーマンと私の目を気にしながら、何とか高校生ぐらいの年頃の女性を宥めていた。
……援交……?
それとも、一回きりの割り切った売春……?
既婚サラリーマンが、横目で軽蔑した視線をチラッと送る。
「……」
──そっか。
手っ取り早く稼ぐなら、やっぱりそういう事しか……ないよね……
表情を保ちながら、作業をこなす。
……この後二人は、裏手にあるラブホテルに行くんだろう。
ちょっとの間我慢すれば、……多分、私の五日分のバイト代が簡単に手に入るんだろうな……
「ありがとうございました」
会計を済ませ、商品を入れたビニール袋を渡せば、既婚サラリーマンが充血した目で援交カップルをひと睨みし、「……チッ」と小さく舌打ちした。
「……わかった。わかったから……」
痩せ型薄毛のおじさんが、あたふたとし出す。既婚サラリーマンと私の目を気にしながら、何とか高校生ぐらいの年頃の女性を宥めていた。
……援交……?
それとも、一回きりの割り切った売春……?
既婚サラリーマンが、横目で軽蔑した視線をチラッと送る。
「……」
──そっか。
手っ取り早く稼ぐなら、やっぱりそういう事しか……ないよね……
表情を保ちながら、作業をこなす。
……この後二人は、裏手にあるラブホテルに行くんだろう。
ちょっとの間我慢すれば、……多分、私の五日分のバイト代が簡単に手に入るんだろうな……
「ありがとうございました」
会計を済ませ、商品を入れたビニール袋を渡せば、既婚サラリーマンが充血した目で援交カップルをひと睨みし、「……チッ」と小さく舌打ちした。

