この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
私を抱いて…離さないで
第3章 パパ

ドクン……

「……」

包まれる温もり。
合わせた、額と額。
見上げれば、間近で先生の視線とぶつかる。
それは、鼻先が触れる程に近くて。お互いの吐息が交差する。

「果穂……」
「……」

柔らかな声が、私の名前を呼ぶ。
先生の男らしい身体。少し速い心音。先生の身体に触れ、その熱を確かめ身を預ければ、先生が細い溜め息をつく。

「……私を、余り信用しないでくれ」
「……」


……え……

どうして……

……どうして、そんな事を言うの……?


スッと離れていく温もり。
戸惑う私の手をそっと握り、先生の身体から引き剥がされる。
絡まれた指に感じる、固い感触。その手に視線を落とせば、薬指に光る──マリッジリング。


「……!」


………そう、だった。

この関係に、恋愛要素なんてない。
最初から、割り切った関係だったんだ。


/252ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ