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私を抱いて…離さないで
第3章 パパ
摘まんだ唐揚げを口に含み、咀嚼しながら先生の瞳が揺れる。
酔いが回ったのか。頬が少し、赤味を帯びているのが見てとれた。
「金の切れ目が縁の切れ目、というだろう。実に勝手で、酷い話だが……君とは、多くを望まず……そういう関係でいられたら、と思っていた。君が望まなければ、後腐れ無く切れるものにしたいと。
……しかし、いざ関係ができると、それだけでは収まらなくなっていた。
君が次第に壁を取り払い、私の心の中にまで浸透し……この腕の中で、脆く儚くも、淫らに濡れる姿を見る度に……
溢れる感情と欲を、簡単に抑えきれなくなってしまったんだ」
……それは……
先生が、本気で私を好きになった、って事……?
愛の告白。でも、それとは少し違う。
話の結末に不穏を感じながら、先生の話が進んでいく。
酔いが回ったのか。頬が少し、赤味を帯びているのが見てとれた。
「金の切れ目が縁の切れ目、というだろう。実に勝手で、酷い話だが……君とは、多くを望まず……そういう関係でいられたら、と思っていた。君が望まなければ、後腐れ無く切れるものにしたいと。
……しかし、いざ関係ができると、それだけでは収まらなくなっていた。
君が次第に壁を取り払い、私の心の中にまで浸透し……この腕の中で、脆く儚くも、淫らに濡れる姿を見る度に……
溢れる感情と欲を、簡単に抑えきれなくなってしまったんだ」
……それは……
先生が、本気で私を好きになった、って事……?
愛の告白。でも、それとは少し違う。
話の結末に不穏を感じながら、先生の話が進んでいく。