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私を抱いて…離さないで
第3章 パパ

「女性というのは、過去を上書きする生き物らしい。……案外、強かなんだよ」
「……」
「君も──私を脅す程、強かだろう?」

そう言って、少しだけニヒルな笑顔をして見せる。
それは、大学構内で見せる表情──いつかの、私が大山さんの代返をした事を咎めた時のものに、良く似ていて。

「………強かじゃ、ありません。
さっき、私の事を『大して強くないのに』って、言ったじゃないですか」
「はは。……確かに。そうだったな」

先生が、口元を緩ませて笑う。

初めて見る……胸の内を晒した様な、屈託のない笑顔。
だけど。それは直ぐに消え、グラスを傾けた先生は、ビールを一気に飲み干す。
その感情毎流し込み、胸の奥深くに仕舞い込むかのように。

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