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私を抱いて…離さないで
第1章 初恋の人
男の下生えが、恥骨に当たる。
根元まで全て入って直ぐ、男が震えるような吐息を漏らす。

………はぁー……、ぅう……

湿り気を帯びた肌を密着させ、私をぎゅっと抱き締める。

「……こんな若い子の、しかも処女を味わえるなんて……
こんな最高な事はないよ……」

感極まったのか、膣内で男のモノがビクビクッと震えた。
私が処女である事に嘘偽りは無いけれど、こんなに痛がったりしなかったら、逆に疑われたりしないだろうか。
少しは演技した方がいいのだろうか。

それにしても……処女ってだけで、どうして価値が釣り上がるんだろう。この人は『処女なら、五万出すよ』と言っていた。
挿入しただけで、処女かどうか解るくらい、処女を金で買いまくっているのだろうか。

「──……はぁぁー、ごめん……動いたら、出てしまいそうで……」

……そんなに、気持ちいいの?
正直、解らない。
男は、みんなそういうもの?
物質的な快楽が得られれば、相手が誰だろうと何だろうと、達して吐き出して、それで満足なの……?

──ああ、なんか、気持ち悪い。
早く、終わらないかな。
止まってないで、早く動いてよ。

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