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私を抱いて…離さないで
第1章 初恋の人
「……そっか。そうだよなぁ……」
参ったな…。店長の口から、そんな呟きが漏れる。
先程とは打って変わり、眉間に深い皺を寄せ、頭をガシガシと掻きながら深刻な溜め息を漏らす。
「出られる所あったら、書き込んでおいて」
シフト表を渡される。
直ぐに離れた店長は、胸ポケットから携帯を取り出し、耳に当てながら外へと出て行ってしまった。
「……」
罪悪感が残る。
胸の中が、ザワザワする。
それでも。こうして断れたのは、援交で割りきった断り方を経験してきたお陰かも。
そう思ったら、色を売る事が、なにもそこまで悪い事ばかりじゃない──気がした。
参ったな…。店長の口から、そんな呟きが漏れる。
先程とは打って変わり、眉間に深い皺を寄せ、頭をガシガシと掻きながら深刻な溜め息を漏らす。
「出られる所あったら、書き込んでおいて」
シフト表を渡される。
直ぐに離れた店長は、胸ポケットから携帯を取り出し、耳に当てながら外へと出て行ってしまった。
「……」
罪悪感が残る。
胸の中が、ザワザワする。
それでも。こうして断れたのは、援交で割りきった断り方を経験してきたお陰かも。
そう思ったら、色を売る事が、なにもそこまで悪い事ばかりじゃない──気がした。