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小5で出会い、中1で初体験
第1章 小5のときの出会い
パン屋の出口へと行く道すがら、舞は、彼に顔を向けずにまっすぐ出口を見つめて歩いた。でも、心は、100%彼をうかがっていた。
視界の端で、彼は舞のワンピースのすそではなく、舞の顔を見ていた。
《うわっ?彼、わたしの顔を見てる?うわ?うわ?》
舞は、その小さなカラダを思わず飛び跳ねさせたい衝動にかられた。

カランコロン♪
パン屋の出口のドアが開き、音が鳴る。
ドアを後ろ手で閉めようとするが、後ろ髪を強く引かれて立ち止まりそうになる。
本当は、声をかけたい。立ち止まって、彼に思いをぶつけたい。
でも。
《小学生のわたしから声をかけるなんて、できない…》

パン屋を後にし、道に出た。
少し振り返ってしまった。
彼は、まだパン屋の中からガラス窓越しに舞を見ていた。
ドキン!
もう、明らかに彼は舞に興味を持ち、関心をもって見つめてきていた。
非常なうれしさが、こみ上げてくる。

しかし、舞は同時に絶望的なことも考えた。
《彼が追いかけてきてわたしに声をかける…、それは、ありえない》
それは、完全な不審者同然の行為といえた。昔ならいざ知らず、いまは大人の男子が子供の女子に声をかけてはいけない時代なのだ。道を聞いただけで不審者通報される時代なのだ。
舞は、彼の視線を感じながら、嘆息して家路についた。
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