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BL短篇集
第2章 Coffee break2
(あっ…、あァッ…)
痴漢の手が俺の尻を解すように揉みしだきながら割れた谷間に指を滑らせる。スーツの上からではもどかしくて、俺は腰を震わせてしまう。
以前までは、…斉藤先生と一線を越えるまでは痴漢はただ、俺の尻を撫で回すだけだった。なのに、あの日の翌日から、まるで俺の恥態を知っているかのように俺の秘部を攻め立てられ始めたのだ。
「はぁ…」
俺は思わず熱い吐息を漏らした。
身体の中に熱が溜まっているような気がした。
(ハァ、斉藤先生…)
俺は痴漢にいじられながらいつも斉藤先生のことばかり考えていた。
(斉藤先生…もっと、もっと、めちゃくちゃにして…!!)
そんなことを考えると自然に腰が揺れてしまう。
なんていやらしいんだろう。
自分でもうんざりする。
だけど、知ってしまった身体は…
2週間も焦らされた身体は…
『次は●●~●●に停まります』
車内アナウンスにハッとする。
『いいですか?沖先生はいつも降りる1つ前の駅で降りるんです』
『?』
『痴漢は沖先生が降りる駅を知っているハズです。だから、沖先生が●●で降りるなんて思ってないハズです』
『そ、それで…?』
『ドアが開く直前に、痴漢の手を思い切り掴んでください。逃げられないように。そして掴んだまま降りてください。そうすれば、誰も沖先生が痴漢されていたなんて思わないですよ』
にこりと笑った斉藤先生に、俺はコクリと頷いたのだった。
痴漢の手が俺の尻を解すように揉みしだきながら割れた谷間に指を滑らせる。スーツの上からではもどかしくて、俺は腰を震わせてしまう。
以前までは、…斉藤先生と一線を越えるまでは痴漢はただ、俺の尻を撫で回すだけだった。なのに、あの日の翌日から、まるで俺の恥態を知っているかのように俺の秘部を攻め立てられ始めたのだ。
「はぁ…」
俺は思わず熱い吐息を漏らした。
身体の中に熱が溜まっているような気がした。
(ハァ、斉藤先生…)
俺は痴漢にいじられながらいつも斉藤先生のことばかり考えていた。
(斉藤先生…もっと、もっと、めちゃくちゃにして…!!)
そんなことを考えると自然に腰が揺れてしまう。
なんていやらしいんだろう。
自分でもうんざりする。
だけど、知ってしまった身体は…
2週間も焦らされた身体は…
『次は●●~●●に停まります』
車内アナウンスにハッとする。
『いいですか?沖先生はいつも降りる1つ前の駅で降りるんです』
『?』
『痴漢は沖先生が降りる駅を知っているハズです。だから、沖先生が●●で降りるなんて思ってないハズです』
『そ、それで…?』
『ドアが開く直前に、痴漢の手を思い切り掴んでください。逃げられないように。そして掴んだまま降りてください。そうすれば、誰も沖先生が痴漢されていたなんて思わないですよ』
にこりと笑った斉藤先生に、俺はコクリと頷いたのだった。