この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
BL短篇集
第4章 水槽の中の人魚姫
そして、先生がこの高校に居ると知り、迷わず選び、水泳部に入った。それから先生の性格を知って愕然としたけれど、10年以上も温めてきた気持ちをそんなに簡単に捨てることも出来なくて、それが恋心だと気付いた僕は、雑用でもいいから側に居たくて、見向きもされないと分かっていながらも辞めずに続けてきた。それで、いつも片付けで一番最後になる僕は、皆が帰った後の、誰も居ない更衣室で先生に犯される妄想をしながら、自慰に更けることが日課となってしまっていた。
「ンッンンッ」
喉の奥に何度も突き上げられ、苦しくて逃げたくても頭を掴まれているからそれも出来ない。
見上げると、涙で滲んで彼の顔が見えなくなっていた。
「ンッ、ンゥッ」
僕の口腔を犯しているのは誰だっけ…
働かない思考が導き出した答え。それは…
「ンッンンッ」
喉の奥に何度も突き上げられ、苦しくて逃げたくても頭を掴まれているからそれも出来ない。
見上げると、涙で滲んで彼の顔が見えなくなっていた。
「ンッ、ンゥッ」
僕の口腔を犯しているのは誰だっけ…
働かない思考が導き出した答え。それは…