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BL短篇集
第7章 クリスマス・イヴ
「っ、ふっ、んっ、」

絡まり合う舌に脳がビリビリする。
サンタクロースはおれの言い分を飲んでくれたらしい。

応えてくれる舌の動きに、躰の中心が熱くなっていくのが止められない。

ああ、しまった。エロビかけるのも、電気消すのも忘れてた。おれだけ熱くなってもダメじゃねーか。

「サ、タン、マ、」

おれは少しだけサンタクロースの胸を押す。

「・・やっぱり、やめたい?」

サンタクロースの優しい瞳に、胸がギュってなる。

だって、この顔、結構好きなんだよ。
おれは誰かに言い訳する。

「ちがう・・でんき、も、えろびも、」

言っててなんだか泣きたくなったおれの唇を今度はサンタクロースが塞いだ。

「…平気。いらないよ」
照れたように微笑むと「ほら」とサンタクロースは胸に置いていたおれの手を取る。
「あっ」
服の上からでも分かるほどに猛ったサンタクロースのモノに、おれは思わず身震いをしてしまった。
「ね、僕は、男の子としたことないから、リードしてもらっていい?僕はどうしたらいい?」
優しい口調でなんてこと言うんだろう。
おれはほんとは今すぐにでも突っ込んで欲しいくらい、もう疼いて仕方ないのに、そんなこといくらなんでもいきなり言えるわけない。

「ふ、服を脱がして」
おれは取り敢えず、脱げなかったワイシャツのボタンを外してもらう。
長い指がおれのボタンを外していく。
時々、布が乳首に擦れて、もう、おかしくなってしまいそうだ。

その手で、めちゃくちゃに犯してほしい。

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