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第7章 クリスマス・イヴ

「、はぁ、」
おれは熱い吐息を漏らす。
腹の辺りまでボタンが外されたところで、おれは我慢できずに、ワイシャツを肩からずり下げた。
「さ、さわって」
興奮と衣擦れで、既に桃色に膨れ上がっていた胸の飾りを自ら露わにしてまで言ってしまったことに、おれは、羞恥でどうにかなりそうだったけど、結局、欲望には勝てない。
サンタクロースは、そっと撫でるように、人差し指の腹で突起に触れる。
「ンッ」
ビクッと躰が過剰反応してしまった。
「ここ、気持ちいいんだ」
「ンンッ」
ふにゅっと押し潰したり、摘まれたりする。

気持ちいい・・・、けど

「もっと…」
「え？」
「もっと酷くして！！」

おれは思わず口走る。

「ギュってしたり、噛んだりして」

なんてことを言ってるんだろう、おれは。

もうおれの感情と理性がバラバラになっている。

僅かに残ってる理性が、羞恥心で発狂しそうだ。

「…アッ！アァッ！！」

だけど、サンタクロースは何も言わずに、おれの望み通りにしてくれたから、おれは想像以上の快感に、思わず、ベッドにひっくり返るほどに仰け反ってしまった。

「かわいい」

キュッと摘まみ上げながらそう耳元で囁く。
熱い吐息が耳に触れて、胸からくる刺激と相成って、ゾクゾクと何かが背中を駆け上がった。