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彼の世界は官能で出来ている。
第1章 忘れ物の正体

――――数日後…



「なんで…ここにいるの?」



あの超絶イケメンが…今度は窓際の席に座りこちらをジーっと見ている。


「――――上原先輩…すっげぇイケメンがこっちをガン見してますが…俺…注文間違えましたかね!?」



「注文間違えって…コーヒーしか頼まれてないじゃん…」



「で…ですよねぇ」



大学生バイトの北沢君がイケメンの視線にビビっている…


そりゃぁそうだろう…


超絶イケメンは周りの女子の視線を一身に浴びているにも関わらず…こちらをズーッと見ているのだから。
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