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彼の世界は官能で出来ている。
第7章 ライバル?新ジャンルの新星!
「時代なんじゃないか?今や電子書籍の時代だからな」
――――本屋の商売上がったり…って、聞いたことがある…
「時代――――時代なのか!?“マンコ”も“チンコ”も時代なのか!!」
「オブラート!オブラート!!」
ったく、大声で何を言ってるんだ!イケメンだからって何でも許されると思うなよ!
「ま、これも新ジャンルのエロ――――、瑛斗さんの書きたいものの親戚だと思って受け入れてください!」
私は嘉良くんの小説は小説として面白いと、それだけはちゃんと伝えようと思った。
「で、寝不足になってでも瑛斗さんも…自分の世界を原稿用紙に書いてきたんでしょ?読みますよ?」
ガックリ肩を落とす瑛斗に手を差し出せば、ゆっくりだが頬笑む。
――――くぅ~!儚げな笑顔させたら日本一だな!!