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彼の世界は官能で出来ている。
第8章 彼らの原動力とは?!
「いらっしゃい――――…百々ちゃん…あれれ?見かけない顔だけど…友達?」
「はい――――…すみません…珈琲2つ…お願いします」
長いのできる喫茶店を、ここ“サブレ”しか知らない私は嘉良くんとともに店に来た。
瑛斗の隠れ家的喫茶店だから…悩んだが…ここしか知らないのだ…許して欲しい。
「すみません…ちょっと長くなると思いますが…」
「おや?仕事?――――って感じじゃ無さそうだね…百々ちゃん顔が…ゲッソリしてる…」
「ハハハ…なんか、同じ香りのする人種に捕まってしまった気分です…」
マスターは「なるほど…」と、状況を察したのか…少し大きめのマグカップに珈琲といつもより多目にサブレをテーブルに置いてくれた。
「ありがとうございます――――マスター」
「頑張れ…百々ちゃん」