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彼の世界は官能で出来ている。
第8章 彼らの原動力とは?!

「!末広先生?なんでここに――――」


「なんでって、ここは俺の行きつけの喫茶店だ」



そう言うと、瑛斗が私の隣に座りパソコンを覗きこんだ。



「百々子――――…お前がひっかかったのはオチの部分と…後はなんだ?」



瑛斗と違いパソコンで文章を書く嘉良くんの文字は喜怒哀楽で文字事態崩れたり流れたりはしないが――――…



「読み…にくいんです…登場人物もストーリーも面白いのに…


説明が不十分だったり…つじつまが会わなかったり…


嘉良くんの、頭の中では多分完璧なはずなのに……


文字が――――…乱れているんです…」




「――――え…文字が…乱れてる?文字バケ?」



嘉良くんは慌ててパソコンを自分に向けると画面を見た。



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