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彼の世界は官能で出来ている。
第8章 彼らの原動力とは?!
「“憧れが…強い”ってやつか?これも――――」
「え?」
隣でため息をつく瑛斗に私は、少しドキッとした。
「このオチ――――…俺が昔…すっげぇ昔…書いたミステリーのオチに似てる。子供向けの簡単な推理小説に使ったやつだ。
どんだけ…お前は末広 八のファンなんだ?」
すると、文字バケなんかしていないパソコンから顔を上げた嘉良くんが恥ずかしそうに頭をかいた。
「――――はい…///俺の原点ですから…あれは」
――――子供向けの…推理小説…?そんな仕事もしていたのか!?
「なんだ?百々子…その目は……昔、昔だ!俺だって新人――――…食えない時代はあったんだ!」
「…へ…へぇ…」