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彼の世界は官能で出来ている。
第9章 好きとか嫌いとか
愛らしい大型犬に好かれてしまった?…しかし、これも社交辞令のデートの余興なのかな?
「そう言う…嘉良くんは彼女いないの?」
「///いないよ――――…大学の時、気になってた子はいたけど、彼女には彼氏いたし好意を寄せても迷惑かなって…」
「へぇ~!嘉良くんから好意を寄せられるなんて!その子羨ましいなぁ~、行為が迷惑って……だいぶ気を使ってるみたいだね?」
嘉良くんは「まぁ~ねぇ~」と、笑ってまた、手をキュッと握る。
「迷惑じゃないなら…交際を申し込みたいんだけど……上原…」
ゴモゴモと、嘉良くんが言いにくそうにしていると、鞄の中に入れられた私のスマホが鳴り出した!