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彼の世界は官能で出来ている。
第9章 好きとか嫌いとか

「うっ、ううう…瑛斗さん……瑛斗さん…うぇんん……ごめんなさい…ごめんなさい…///私…瑛斗さんの…こと…瑛斗さんの…こと――――…うえっ…うううぇんんん…うぇええん!うっく…ひっく……」







「なに!?俺のことなに?」






「――――うぇ…え……」




「百々子!?気になる、その続き!?“私、瑛斗さんのこと…”の、続き!!ほら、泣いてないで!何!」



大泣きしていた私の後で――――…瑛斗が「早く!」と、必死に“こっちに来い!”ポーズをしている!




「うっ…キャァァァァァ!」




私は突然の瑛斗の登場に泣きながら叫んだ!!



「こ、こら!百々子――――ご近所迷惑だ!こんな時間帯だし!ほら、部屋に入るぞ!」



私は、当たり前のように私の部屋に進んで入る瑛斗に開いた口が塞がらなかった!!



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