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彼の世界は官能で出来ている。
第9章 好きとか嫌いとか
「あの日から――――書けなくなった…」
「え――――?」
私が…あんなことを言ったからだ…
私は後悔で体にグッと力が入った。
「それじゃぁ…今日――――仕事に行かなかったのは…連絡が取れなかったのは…私の…せい…」
「今日の事は……
――――――すっかり…忘れていた!」
――――はぁ!?お前のウッカリかよ!!
「じゃぁ、じゃぁ!連絡が取れなかったのは?!佐久間さんも、巨乳も!皆――――ここ最近、連絡がつかなかったって!凄い焦ってて!私だって、何度もかけたのに!?」
抱き締められながら、私はバタバタと瑛斗の胸を拳で叩く!
「――――あ~…スマホを自宅に置いて…師匠の家に…行ってた…」
――――は?師匠?