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彼の世界は官能で出来ている。
第10章 濡れる話のその後に…
私は玄関先でなんともサラッとされた告白に戸惑う。
「///じ…人生初の告白が――――こんなにも遠回りで…飛躍して…来るとは…」
官能小説で瑛斗の気持ちを知ったとはいえ…こんなにもアッサリ“結婚”を口にされると…
誰にでも言ってるのでは?と、勘ぐってしまう。
「――――な…なんだ?その目は…///お、俺だってビックリしてるんだ!こんなにも…体が反応する女は初めてだし、一緒にいたいと思う存在も…」
瑛斗は原稿を持つ私の手にそっと触れると…優しく撫でた。
「///それは…女として…嬉しいことですが……瑛斗さん、モテますよね?」
「ああ!モテる!確実にモテて来たな!」
――――間髪いれずに答えたな!この野郎!
「///な…なんで私なんですか!?そう、思わせる女性は沢山いたんじゃないですか?」