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彼の世界は官能で出来ている。
第11章 初彼部屋の初体験
「さっ、流石って――――!えっ!?上原?」
「――――あ~…///ハハハ…」
驚きの顔を向けた嘉良くんをごまかすように笑ってみたが…
「マジかよ……俺のデートをぶち壊して奪ったんですから……浮気とか許しませんよ!」
「は?浮気だ?バカか――――俺は初めての出会ったときから運命を感じていたんだ!運命に逆らってど~する!
お前みたいに、大学時代からの“好きかも”って、程度の気持ちを今ごろ開花させても遅いんだよ!」
――――は?大学時代から?んん?
「あっ、///末広先生!!それは――――」
フンっと、嘉良くんを鼻で笑うと訂正箇所があったのかパソコンの画面を見せ指でつついた。
「――――ここ、序盤なのにオチが透けてる。それに、ここ――――…前半と後半で目的か変わってる!
おい!ミステリーなのかお笑いなのかハッキリさせろ!」
「え!?これはミステリーです!笑いの要素何一つないですよ!」
嘉良くんは慌てて読み直す。
「しかし――――…あの日に…付き合うことにしたんだろ?」
マスターに言われて“あの日”を考える。
――――あの日?…///あっ、あ~…あの日!