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彼の世界は官能で出来ている。
第2章 彼の名は
「そ、それより――――…私に用があるって言ってましたが……何ですか?」
私は早くこのイケメンから解放されたくて話を進めることにした。
「出版まえの原稿を読んでしまったことにたいしては――――…謝ります。すみません…」
私は彼に深々と頭を下げた!
「内容の口外は絶対しません!もちろん、信じられないとは思いますが…黙っています!黙っている証拠が欲しければ、誓約書を書いても構いません!」
私は頭をあげずに続けてそう、告げる!
「あ――――…そんな事はど~でもいい。結局、前回も今回も使えなかったし、その原稿は家に持ち帰り…シュレッダーだ。
それより――――…
君は、【月睦 梛無】先生と知り合いではないか?」
――――げ!
私は頭を下げたまま…固まった!