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彼の世界は官能で出来ている。
第2章 彼の名は
「近所のおじいちゃんって印象しかないです。
それに――――…記憶はほとんど無いので…もし、ファンで会いたいとかなら…今は接点が無いので紹介とか無理ですから!しかも、先生…他界されたって…母が言っていたので――――…会えませんよ?」
私は懐かしい写真を見ながら、熱烈なファンだと思う彼に他界の事を教えた!
「は?――――いや…その程度の…仲だった?」
「はい。この写真を撮ったあとに…私は引っ越したのでそれ以来会ってません」
すると、男性は「引っ越した…」と、呟き写真を見てため息をついた。
――――よっぽど…会いたかった作家さんだったのだろうか…