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彼の世界は官能で出来ている。
第13章 巨匠の娘、レジェンドの弟子
我慢したのに――――…
会いたいの我慢…したのに…
瑛斗は違ったの?
私だけ…こんな気持ちだったの?
――――あれから4日…さすがに涙は枯れ…
干からびたゾンビのように私はベッドから這い出た。
「――――…人間って飲まず食わずでも3日は生きれるって本当だったんだ…
流石に…水分はもう出ないな…」
泣いて、泣いて、泣きまくって――――…
吹っ切れた!
「よし!実家に行こう」
そう、思い立った。
何日か、休みをもらい――――…まぁ、急なシフト変更で皆に迷惑かけるが、若干クビ覚悟で休みをもらった。
正月には帰るようにはしていたが、就活が上手くいかなかった辺りから帰り難くなっていた。
だからってのもあるが――――…失恋して急に母に会いたくなったのだ。