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彼の世界は官能で出来ている。
第13章 巨匠の娘、レジェンドの弟子
「相変わらず綺麗な黒髪ね。先端がパサついてきてるから、枝毛除去的なチョイカットかしら?」
「いいえ!バッサリ――――…バッサリお願いします!」
私は鏡の中の自分に渇を入れるかのように力強く答えた!
「バッサリ…って…肩ぐらい?」
「いいえ!ショートでお願いします!」
「キャァァァァ――――!どうしたの?失恋?」
おばちゃんは私の決意に驚きながら古くさい理由で心配する!
「はい!失恋です!なので――――…未練をたち切りたいんです!」
「なっ、な――――…百々子ちゃん?」
すると、おばちゃんは私の長い黒髪を撫でて…泣き出した!
「え!?ええ?おばちゃん?」