この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
彼の世界は官能で出来ている。
第2章 彼の名は

すると、彼のスマホが鳴り出した!
「ほら、電話鳴ってるよ――――…まずは…今やれることをした方がいいよ?生活しないといけないんだろ?」
「――――マスター…くそ!」
マスターになだめられ、彼は携帯に出るために店の外に出た。
「ごめんね?瑛斗のやつ――――官能小説の事となると周りが見えなくなるんだ…」
「いえ、なんか…切羽詰まってたのは伝わったので……官能小説家って大変なんですね…」
生活しないと――――って、言うくらいだから…貧乏作家なのかも…
「そうだねぇ…官能の仕事が減って――――…不本意な仕事をこなさなきゃいけないストレス?って大きいのかもね――――…」

