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彼の世界は官能で出来ている。
第1章 忘れ物の正体
時計を見ると、自分の休憩時間が過ぎているのを知る。
「休憩入ります!」
「は~い!」
深夜のバイトをしてくれる大学生が軽く返事をしてくれる。
休憩室に入りキッチンからもらってきた軽食をテーブルの上に置くと――――…
大きめな茶色い封筒に目がとまる。
「――――誰の?…ん?忘れ物のかぁ…」
茶色い封筒には付箋で“15:00ごろ発見、壁際25テーブル・忘れ物”と、書かれていた。
「書類の忘れ物?大丈夫――――?届けなくて…」
どこかの企業のマル秘資料なら…忘れた人は困っているのでは?と、思い中を取り出した!
しかし、出てきたのは何枚かの原稿用紙だった。