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彼の世界は官能で出来ている。
第1章 忘れ物の正体

「原稿用紙?…うゎ…読書感想文でしか原稿用紙って見たことないかも…」


最近珍しい原稿用紙に、つい出来心で文面を目で追いかけてしまった。



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クリトリスはプックリと立ちあがり、皮に覆われた実(み)をヒクヒクと痙攣させる。

「あぁぁ…見ないで!見ないで!こんなの私じゃない…私じゃないの!」

羞恥で顔を隠し泣く愛子嬢だが、朱色に染まった粘膜はヌメヌメとした体液にたっぷり濡らされ、今か今かと男の次なる行動を期待していた。


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「――――あ…///えっ…///ええ?」


忘れ物を勝手に見てしまった自分が悪いのだが…


この文章は――――…【官能小説】



と、慌てて茶色い封筒に戻した!


私は思いがけなく読んだ官能小説に心臓がドキドキと痛くなった!



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