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彼の世界は官能で出来ている。
第15章 平穏な日々?
「え――――…義理父ってそんなに凄いの?」
お父さんも私と同じくらいおじいちゃんの情報を知らないようだ…
「あれ?言ってなかった?
いまだに二つのシリーズは増販してて…リメイクもされてるし――――…アニメ、マンガ、ドラマCD、アダルト映像、海外出展…と、いまだに色々と売れていて…おじいちゃんの累計販売数や印税は水無月くんの10倍はあるのかな?――――って、それは言い過ぎか!」
「いえ!言い過ぎではありません!いまだに……月睦先生の印税額は…モンスター級との噂ですから!」
――――はいいいい!?おじいちゃん!?死してなお働くか!?
「だから、生活にもお金にも困って無いんだけど――――…貯める所はためないと…それに、そんなの知っちゃったら――――…お父さん働かないでしょ?」
――――た…確かに…
「そうなの?まぁ、我が家は…義理父さんの印税がなくても、やっていけるくらいのお金があるってことだね。税金とか…すごそうだね――――…怖い怖い!」
「大丈夫よ、お父さん!そこはちゃんと税理士さんと弁護士さんに任せてあるから!そういうのに印税は使ってた!」
――――抜かりないな…お母さん…