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彼の世界は官能で出来ている。
第15章 平穏な日々?
こうして…私は――――…
瑛斗の“妻”と…なった?
今すぐに届けを出したい!と、言い張る瑛斗と共に…
家族で市役所に行き…私の両親が見ている目の前で届けを出した。
前代未聞である…両親に見届けられながら婚姻届けを出すなんて…
「あの~…23年間…お世話になりました……が、これからも、よろしくお願いいたします…」
婚姻届けが受理されたその場で…嫁ぐ娘的な事をとりあえず言ってみたら――――…
「うおおおぉぉぉ…おおお~ももこぉ~」
お父さんが市役所で大泣きし…
「///か、感無量だ…」
瑛斗は私に抱きつきお父さんに負けないくらい…泣いていた。
「ほら、男がこんな場所でワンワン泣いてないで…行くわよ――――…と、それと、コレ…宅地書、おじいちゃんの別宅、水無月くんの名義人なるように手続きしてあるから、そのうち弁護士が必要な書類持ってそっちに行くから後はヨロシクね」
と、お母さんは瑛斗におじいちゃんの別宅の宅地書を渡した。