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彼の世界は官能で出来ている。
第15章 平穏な日々?
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イチカの中は元(はじめ)の男刀を受け入れるには狭かったが、最終的にはピッタリと収まる見事な鞘へと変貌をとげていた。
刀と鞘――――…二人の性器は互いの収まる場所をやっと見つけたのだ。
「イチカ――――…お前は俺のモノだ…そして…俺はお前のモノなのだ…この体が――――…証だ」
お互いの形を記憶した場所は…何度も抜き差しをくり返しても形を忘れないだろう。
二人は互いの名を呼びあい――――何度も何度も抱き合い…溶け――――…混ざりあった。
「もう――――お前を離さない…」
「元さん…私も……もう、離れない…」
二人の甘く激しい夜は――――…続いた。
【完】
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「おめでとうございます!!」
「////は?なんでこれが、ベストセラーなの?」
あれから…数年後…
瑛斗は『幼妻、溺愛夫の愛の調教夜』で、やっと“水無月 睦”としてデビューした。
当初は“末広八”と、言うことを伏せて活動していたが、デビュー作がどんどん売れていくと…そうも言ってられなくなり…
デビューして2年目で正体がバレた…