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彼の世界は官能で出来ている。
第3章 表現の海


「マスターから君が月睦先生の作品を一冊持ち帰ったと聞いた!

どうだった?濡れたか?濡れただろ?しかも、【幼蜜シリーズ】の第1作目を持ち帰るとは!

幼い桃ちゃんの純粋無垢な泥エロに官服しただろう?

分かる、分かるぞ!その興奮を誰かと分かち合いたくてたまらないのだろ?」



「ちょっ、ちょっと――――…こんな場所で!14時には終わりますから!あの、喫茶店で待っててください!」


私は慌てて瑛斗の暴走を止めた!


遠くで見ている客や北沢君が不思議そうに私たちを見ていたが、話までは聞こえなかったらしく怪訝そうな顔を向ける。


「そ、そうか――――…そうだな、私も昼を頂いている途中だ…こんな片手まで話せるほど軽い内容ではなかったな!すまない」



――――いや、こんな場所で官能の話しなんかしたら私が変態だと思われかねない!


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