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彼の世界は官能で出来ている。
第3章 表現の海
「先程は失礼した。マスターから聞いたら…いてもたってもいられなくて!」
――――どんだけ官能小説の内容で盛り上がりたかったんだよ…
「はあ…」
「ごめんな?昼前に来たコイツに百々ちゃんが一冊もって帰ったって言ったら…飛び上がるように出てって――――…バイト先でランチ食って君が対応してくれるの待ってたみたいなんだよねぇ~…うざかったでしょ?」
――――ええ…とても…
とは、言えず…私は苦笑いした。
「で!で?どのページで君は濡れた?
俺は断然――――…一郎が桃ちゃんに一目惚れするページだ!」
――――え?そんなシーンあった?…多分あったのだろう…
私は瑛斗の言葉に適当に相づちをうつ。
「それと――――桃ちゃんがお漏らしするシーン!あそこは無垢な桃ちゃんの無自覚の煽りが……興奮させてくれる!」
「あ~…幼女イコールお漏らしって…定番ですけど、そこは私はなんとも思いませんでした。
瑛斗さん…もしかしてスカトロも行けるド変態でしたか?」
そこのシーンはチラッと読んだ…話は合わせられたが…流石にお漏らしに興奮するとは…変態過ぎる!