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彼の世界は官能で出来ている。
第3章 表現の海
「――――ここ?ここは読んだか?
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一郎は、熟傷のような桃の秘肉のはざまをむき出しにし、ざらつく舌を走らせた!
「あっぁぁ…そこ――――変…にぃ…なるぅ~」
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の、この表現!濡れなかったのか?!」
「///ちょっと!朗読しないで!?」
私は慌てて瑛斗の腕を押さえた!客がいないとはいえ、官能小説を朗読されてはたまったもんじゃない!
「別にいいだろ?客なんていないんだ」
――――そ~こ~は~…マスターに失礼だから!
「“熟傷”って表現!ジュクジュクになった…痛々しい傷口とマンコのジュクジュクした卑猥な濡れ具合の表現がなんとも官能的じゃないか?」
「ま…まぁ…言われてみれば…
なんとも対比した感じにも見えますが――――…ジュクジュク感は伝わります…エロいか?と言われれば…エロ寄りですね」
私は広げ見せられたページを読み返し…なるほど…と、感心してしまった。