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彼の世界は官能で出来ている。
第5章 大、大反省会!

「いや――――…百々子の言っていた事は…正しい…

これも…官能も…どっちも俺の作品だ…責任はある。

この業界、デビューしたはいいが注目を浴びる人間はほんの一握りだ…こうやって連続して本を出させてもらえるだけ…ありがたい。

不本意なデビューだったが…先生が俺にくれたチャンスだったのは確かだ。

それを官能に生かせないのは…俺の力不足だ」



――――先生も分かってたのかな?瑛斗さんのこっちの才能が…



「でも!ど~~~~~~しても、官能を書きたいんだ!大人の純文学!官能小説!

俺は、先生から頂いた“水無月 睦”と言う名前を…世に出したい!

そして、自由になるんだ――――…」



――――今でも十分自由な気はするが…瑛斗さんにも色々あるのかな?



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