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彼の世界は官能で出来ている。
第5章 大、大反省会!
『え――――と、君は…末広の…知り合い?ん?彼女?』
――――はああああああああ!?彼女?!
「いやいや!違います!違います!瑛斗さんとは…え~っと、知り合い?知り合いの知り合いです!」
私と瑛斗との共通点と言えば、月睦 娜無先生ぐらいだ…
『知り合いの…知り合いって…ん?まぁ…いいや…それより!末広は?末広は今どこに?!』
相当焦っているのか、受話器の向こう側のイケボ男性は瑛斗の居場所を聞き出そうとする。
「す、すみません…知らないです…。朝方 まで一緒だったんですけど――――…9時前には別れたので…」
『え?朝方まで――――一緒だったの?本当に彼女さんじゃ無いの?』
「いや、マジで違いますから!なんか…執筆に付き合わされたと言うか…なんと言うか…」
――――まったく…協力した感はないが…
『まいったなぁ…仕事――――…の…あれ?あれ?――――末広?末広――――!?』
バタバタとイケボが慌ただしく瑛斗の名前を叫ぶと、遠くで『良かったぁ~!』と、聞こえ――――…
『末広、今!仕事場に来ました!良かったぁ!君、ごめんね?心配かけて~!それじゃぁ!』
「えっ?んん?」