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彼の世界は官能で出来ている。
第6章 BかFか…
「あぁ…結局、締め切りの催促しか来ない時期があるからな…スマホは嫌いだ」
――――締め切り守らない人が悪いんじゃないの?
「――――なんだ、その目は…、それより…佐久間さんに問い詰められた!「朝まで一緒に執筆の手伝いをさせる女は誰か!」と」
――――遠い知り合いですよ~!
「面倒くさいから、『俺の特別な人』と伝えておいた」
「おい!面倒くさくなってんぞ!」
――――なんなの?このバカは?マジでイケメンじゃなかったら顔面ぶっ飛ばしてるよ!
「は?事実だろ?――――こうやって一緒に歩いているだけでも…俺の頭は…官能の言葉で埋め尽くされそうだ!」
――――頭大丈夫かよ、病院行け!
そうこうしていると“サブレ”の看板が見え私たちは扉を開けた。