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彼の世界は官能で出来ている。
第6章 BかFか…
「そうか――――そう…“濡れなかった”かぁ……俺はいつ百々子をビチョビチョに濡らせられるんだ!?」
――――言い方!その言い方止めて!?
「こらこら、瑛斗…、しかし月睦先生と言葉遊びかぁ…高度そうだね?」
マスターはアイスコーヒーを煎れながら面白そうに私を見て笑う。
「――――高度…?いや、そうでもなかった気がしますよ?“やんちゃな小豆”とか“主張する肉羽根”とか?」
「!?そ、その表現は!?【幼蜜シリーズ】第三作目の“幼熟甘い奥蜜”206ページの1節…
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桃の主張する肉羽根は、奥から涌き出る甘い蜜で羽ばたく事も出来ぬほど濡れ震えていた。
「充(ミツル)君…ここ…舐めてみる?」
「いいの?」
たどたどしいやり取りだが、そのやり取りでさえ甘く危険な誘惑に成り果てた。
充の桃への気持ちは膨らむ一方で、それと比例するように股間も膨らむ一方だった。
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「ここのフレーズは俺は大好きだ!」
――――膨らみ過ぎだっつ~の!
「頼むから!そう言うの口に出して言うの止めて!――――って、ページ数まで覚えてるの?瑛斗さん…本格的にヤバイですね」
瑛斗は「ん?」と、不思議そうな顔で私を見ているが…
官能小説を暗記するまで読んでいるなんて…
ド変態のマニアじゃないか!