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彼の世界は官能で出来ている。
第6章 BかFか…

「月睦先生の作品は穴があくほど読んでいる!スラスラ出てきて当たりまえだ!」



「それがダメだって言っているんですよ!少しは…自分なりの表現やものの見方をしないと……」



やれやれと、私もサブレを口にする。


「///ん?このココアサブレ…凄く美味しい――――…ほろ苦さが爽やかなアイスコーヒーに合っています!」



アイスコーヒーのお代わりを瑛斗に運んできたマスターが嬉しそうに「ありがとう」と、笑ってくれる。


「ん――――…そうだな…もう少し甘くても俺は好きだが…」


「瑛斗は甘党だからな…でも、気をつけないと――――…すぐにデブデブになるぞ?」


すると、「フンっ」と鼻であしらう瑛斗は今回も多目のガムシロップをアイスコーヒーに入れて飲み干した。


「――――ま…仕事が忙しいと食べない方が多いくらいだから…太りたくても太れないのが現実だけどな?」


――――あ~…分かる気がする。


今回も、集中して書いていたのか…少しやつれている気がする。


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